他人の身の上に起こったことを
こんなところに軽々しく書くこと
いつも いつも いつも
躊躇しながら書いているのだけれど
それは正しいのか 間違っているのか まだ分からない
今回の出来事も 書いて良いのかわからない
知っている人は 出来るだけ そっとしてあげたいと思うだろうし
僕も そう思う でも 書きたい気持ちは 止められない
あなたのことを 無断で日記に書きます
ごめんなさい 知っている人は そっとしておいてくれると うれしい
あなたの受けた悲しみを はかり知ることはできないから
ぼくは あなたにかける言葉さえないけれど
そして こんな文章しか書けないけれど
書くことを どうか ゆるしてほしいです
そう これは 僕とはそこまで親交があるわけでもない 知人のお話
実話であり つい先週のことであり
僕が口を出していいというシロモノではない
でも 思ったことを 書かせて欲しい
あなたの知らない こんな場所に
虚実を織り交ぜつつ…
*
あの人がいなくても 世界はまわりつづける